三菱HCキャピタルは7月24日、航空業界の脱炭素手段として期待されている持続可能な航空燃料(SAF)の生産拡大に向け、SAF特化型ファンドに出資したと発表した。
Airbus、Qantas Airways、BNP Paribas、Air France-KLM、Associated Energy Group 、運用を担当する Burnham Sterling Asset Managementと共同で企業間アライアンス「Sustainable Aviation Fuel Financing Alliance」に参画するとともに、SAFFA Fund I, LP(SAFFA)に出資したもの。
航空業界では、脱炭素化が最重要課題とされているが、2050年カーボンニュートラル達成手段の65%はSAFに頼ることになると予想され、需要拡大が見込まれながら供給が追いついていない。
SAFFAは、需給ギャップを埋めようと立ち上げられたファンド。航空業界、燃料物流、金融のアライアンス各社のリソースやノウハウを活用してSAF技術・製造事業に出資し、各社はSAFFA出資先事業が製造するSAFの購入に優先権を持つ。
三菱HCキャピタルはSAFFAへの出資を通じ、航空業界の脱炭素化に貢献する方針。
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