TCIは10月10日、フォークリフト向けの人身事故対策商品として、AI搭載型カメラ「DetectionAI」を構成を一新して11月1日に再リリースすると発表した。
この製品は、カメラ本体に深層学習を搭載したAIを内蔵。独自のAIが、形や動きから「人間のみ」を判断する。カメラ1台あたりの視野角は140度と広角で、視野の範囲内で検知するエリアを設定することも可能だ。
障害物センサーとは異なり、人間のみに反応するので、物流倉庫内などのフォークリフト作業中の人身事故対策としても活用されている。
AIカメラが人間を感知すると、連動した警告灯とブザーが危険を知らせる。旧仕様では一体型だった警告灯とブザーが別体となり、片方のみでの利用も可能になった。
また新仕様ではブザーが防水仕様になり、警告灯の色も赤1色から7色を選べるようになる。
ブザーおよび警告灯1つに対し、AIカメラは最大4台連動させることが可能。車両の4方向にAIカメラを設置することで、死角をカバーできる。
専用のキャリブレーションユニットとWi-Fi接続ができる、スマートフォンやタブレットといったデバイスを用いることで、それぞれのAIカメラに内蔵された個別のAIの検知範囲をカスタマイズできる。使用環境に合わせて、検知範囲の形を台形や半円形などに設定することも可能だ。
■概要
商品名:フォークリフト 人検知AIカメラシステム DetectionAI
品番:DETAI-SET-A
再リリース予定:2023年11月1日
視野角:140度
防塵防水規格:IP69K
動作電圧:DC 10~32V
動作温度:-20~70℃
保管温度:-30~80℃
サイズ:95×60×70(mm)
検知距離:0.5~10m
TCI/倉庫内フォークリフト事故防止LEDレーザーダウンライト発売