国土交通省は10月10日、「自動物流道路」の事業運営モデルを検討するため、サウンディング(官民対話)型市場調査として民間企業の意見を募集すると発表した。
自動物流道路の建設・運営・管理に際して、民間企業の関心度や事業概要の仮定に対する意見を聞きたいという。
<自動物流道路のイメージ(国交省検討会の中間とりまとめから)>
調査する点は、自動物流道路への関心度と関心のある業務、対象施設や事業内容、実施者に関する提案、自動物流道路の空間の利活用への提案など。
法人または法人グループを対象に、10月21日に説明会を開いたうえで、サウンディングを11月11~15日に実施する。
なお、事業概要の仮定としては、東京~大阪間で第一期区間は先行ルートを含む大都市近郊の特に渋滞が発生する区間を想定。既存の道路空間を活用し、8か所以上(各県1か所以上)の拠点を設置する。
搬送する貨物は1100mm×1100mmでパレタイズされ積載可能な仕様とし、積替えが自動化できるようにする。
バッファリングレーンで貨物の仕分け・保管・時間調整の機能を担うことで、ドライバーの荷待ち時間・荷待ち車両スペースの削減、拠点における保管スペース削減などの効果が期待されるとしている。
■スケジュール
説明会参加申し込み:10月17日まで
説明会の開催:10月21日 14~15時
サウンディングの意見書提出:10月10日~11月7日
サウンディングの実施:11月11日~11月15日(予定)
実施結果概要の公表:2024年度内
■国交省 自動物流道路に関する検討会
https://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/buturyu_douro/index.html