三井倉庫ホールディングスが11月8日に発表した2025年3月期第2四半期決算によると、売上高1386億7200万円(前年同期比5.2%増)、営業利益94億5900万円(20.1%減)、経常利益95億400万円(22.1%減)、親会社に帰属する当期利益58億4700万円(18.6%減)となった。
セグメント別では、物流事業の売上高1361億6900万円(前年同期比6.7%増)、営業利益111億6600万円(0.5%減)だった。
事業環境は、前期より発生していた企業の原材料・部品等の在庫調整局面は一服し、国際輸送の荷動きは横ばいに推移。海運市況については足元では運賃市況は軟化しているものの、紅海情勢やパナマ運河の通行制限の影響により前年同期比高水準で推移している。
営業活動の状況では、関東地区におけるハイファッション物流、九州地区における半導体物流、関西地区におけるEC物流が好調に推移し、取扱が増加した。航空貨物輸送においては船落ちによる緊急輸送が発生したものの、仕入運賃の上昇により運賃差益が縮小し前年同期比減益となった。原価上昇への対応として、国内トラック輸送における積載効率向上に取り組み、収受料金の適正化もおこなった。
通期は、売上高2800億円(7.4%増)、営業利益180億円(13.3%減)、経常利益177億円(15.8%減)、親会社に帰属する当期利益100億円(17.4%減)を見込んでいる。
日本石油輸送 決算/4~9月の売上高は5.4%増、営業利益53.8%増