ヤマトホ-ルディングス(HD)は12月4日、米国のスタートアップBounceに出資を行ったと発表した。
Bounceは、世界各地の空きスペースと手荷物を預けたいユーザーをマッチングさせるプラットフォームの運営を通じて、手荷物預かりサービスを提供しているスタートアップ。
北米、ヨーロッパ、アジアなど世界4000以上の都市で地元企業と提携し、現在提供している保管スペースは、1万3000か所以上にもなる。専用サイトまたはアプリケーションから希望の保管スペースを予約し、オンラインで決済するだけで簡単にサービスを利用できるため、数百万人にのぼる世界中のユーザーに利用されている。
今回の出資は、「KURONEKO Innovation Fund 2号(KIF 2号)」を通じて行われており、Bounceが着実に企業成長を続けている点や、インバウンド領域におけるシナジー効果が見込まれる点を評価し、実行したという。
Bounceは手荷物預かりネットワーク・旅行会社として、Inc500によって米国で最も急成長している非上場旅行会社に選ばれている。今回の出資により、2024年9月の東京オフィス開設を皮切りとして、日本市場への急速な拡大を行う狙いだ。
ヤマトHDは、KIF 2号のポートフォリオにBounceを組み入れることで、両社が持つ技術と知見を相互に提供し合い、さらなる事業の成長を目指すとしている。
ヤマトHD/「クラフトビール業界のDX」を推進する企業に出資