全日本空輸(ANA)とルフトハンザテクニックは6月13日、第26回「物流環境大賞」の「先進技術賞」を受賞した。
「燃料削減効果をもたらすリブレット加工フィルムを航空会社としては世界で初めて貨物専用機(フレイター)と旅客機の両方に導入した」というもの。
燃料削減効果を持つリブレット加工フィルムの導入により、CO2削減の先駆的な取り組みとして認められたことが評価点となっている。
2024年9月2日、ルフトハンザテクニックとBASFが共同開発した「AeroSHARK」フィルムを実装した初号機であるボーイング777型フレイター(JA771F)を初めて就航。
2025年4月26日には、2号機目となるボーイング777型機の旅客機の運航を開始した。
「AeroSHARK」フィルムは、摩擦抵抗を低減するサメ肌の構造に着想を得たもので、実装による空気抵抗の削減効果で、燃料消費量とCO2排出量の削減効果が認められている。初号機の就航以降、ANAは効果検証を続けており、当初想定した約1%の削減効果を確認しているという。
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