アイオイ・システムは12月24日、物流倉庫の現場で効率と生産性の向上を実現するため、プロジェクションピッキングシステム(PPS)の導入及び運用をサポートするパッケージソフト「PPSの達人」の最新バージョンをリリースしたと発表した。
PPSは、プロジェクターを活用し、物流・製造現場のピッキングや仕分けの作業を支援する投影型のナビゲーションシステム。さまざまな形状の棚やラック、床面、壁面に画像、文字、数字、QRコードなどを投影し、作業者にわかりやすい作業指示を提供する。
さらに、現場の環境に合わせてカスタマイズが可能で、ポカヨケ機能も搭載されている。食品、アパレル、医薬、製造業など多くの業界で広く活用されている。PPSは、搬送ロボットや自動倉庫などと組み合わせることで、払い出し後の作業の効率化、作業精度の向上、省人化に寄与する。
「PPSの達人」の新機能はまず「アクション連動予告」だ。作業対象間口の予告機能と連動して、次の間口も事前に予告することで、次のアクションをスムーズに進めることができ、作業スピードが向上する。
また、「作業済み間口の点灯表示機能」を追加し、作業が完了した間口を点灯させることで、作業済みの間口を一目で把握できる。この機能により、商材や数量の確認が容易になり、作業の進捗管理が効率的に行える。
さらに「進捗把握の見守り」がある。未作業間口の点灯表示機能を導入し、作業対象の間口に加えて、未作業の間口を点灯させ、作業済みの間口は消灯させることで、進捗状況を一目で把握することができる。遅延が発生した場合は迅速に対応することができ、生産計画の調整やカバー対策などに活用できる。
この3つの特長により、「PPSの達人」は作業スピードの向上、作業済みの間口確認の容易化、進捗状況の把握と遅延対応の効率化を実現する。物流倉庫の作業効率化や生産性向上に大きく貢献することが期待されるとしている。
アイオイ・システム/仕分けの達人に新機能追加でピッキング効率化