商船三井は2月6日、イギリスの国際非営利団体CDPより、昨年度に引き続き2024年度の最高評価「Aリスト」企業に選定されたと発表した。
「Aリスト」は気候変動に対する目標設定、取り組み、情報開示のすべての項目において、特に優れた活動を行っている企業に与えられるもの。
CDPは世界最大の環境データベースを有し、環境情報開示のグローバルスタンダードとなっており、CDPを通した環境に関する情報開示を求める機関投資家が増えている。今回、全世界で2万4800社を超える企業、日本ではプライム市場に上場する企業の70%以上を含む 2100社以上が回答し、同社はその中の最高評価である「Aリスト」に選ばれた。
同社グループは、グループビジョンの実現を通じて社会と共に持続的な発展を目指すための重要課題として5つの「サステナビリティ課題(マテリアリティ)」を特定し、サステナビリティ計画 「MOL Sustainability Plan」に基づき、環境をはじめとする課題解決に向けた取り組みを推進している。
経営計画 「BLUE ACTION 2035」において、環境戦略を主要戦略の1つに位置づけており、更に「商船三井グループ 環境ビジョン2.2」では、中間マイルストーンの整備や排出削減経路の具体化などを開示している。このような取り組みが、今次質問
書にて評価されたものと理解している。
グループ企業理念 「青い海から人々の毎日を支え、豊かな未来をひらきます」のもと、経済的価値のみならず社会的価値を高めていくことで、全てのステークホルダーに新たな価値を届け、グローバルに成長する強くしなやかな企業グループを目指すとしている。