商船三井は11月15日、同社の船員配乗グループ会社「Magsaysay MOL Marine(マグサイサイ・エムオーエル・マリン)が、在籍するフィリピン人船員の永年勤続表彰式と船員家族会をマニラで開催したと発表した。
永年勤続表彰は、15年間にわたって同社船で勤務した船員を対象として表彰を行うもの。表彰式は11月8日、在籍するフィリピン人船員とその家族を対象とした船員家族会は翌9日に開催された。
式典には受賞者とその家族70名が出席し、鍬田博文副社長が謝辞を述べると共に、同社グループの経営企画”BLUE ACTION 2035″で目指す姿の実現に向け、優秀な船員の必要性と重要性についてメッセージを贈った。
船員家族会は、安全運航を支える船員とその家族に対して感謝の意を伝えるもの。フィリピン各地で家族会を開催しているが、マニラで開催した家族会は最大規模となり、船員とその家族3227名が参加した。参加した家族からは、「会社が船員とその家族をいかに大切にしているか知る機会があまりないが、今回船員家族として感謝されていることを感じた。来年の家族会も楽しみにしている」との声が寄せられた。
同社グループは、今後もフィリピン各地や、その他主要な船員出身国での取り組みを通じ、家族と離れて勤務する各国の船員と、その家族への多大な貢献に謝意を伝え、安全文化の醸成、優秀な船員の確保・育成に努めていくとしている。
商船三井/グループ各社のべ1000人が15か国で社会貢献活動