川崎汽船は2月5日、ばら積み船「CORONA QUEEN」を対象に、海上保安庁の巡視船「せっつ」と官民連携で海賊対処訓練を行った。
<巡視船「せっつ」から見た「CORONA QUEEN」※海上保安庁提供>
訓練は海上保安庁・国土交通省と合同で、室戸岬南東沖海域で実施。「CORONA QUEEN」が海賊に襲撃されたという想定で、情報伝達の経路と手段を含めた危機管理体制を確認した。
当日は、まず「不審船から追跡を受けている」と海上保安庁に通報、同庁が訓練参加機関と情報共有。
「CORONA QUEEN」が回避操船などの海賊対処行動を取ったことで不審船は退散したとして、付近を航行中の「せっつ」が安全を確認した。
川崎汽船/シンガポール現地法人がタンカー座礁の事故対応を演習