センターポイント・ディベロップメント（CPD）は3月17日、兵庫県神戸市で特定目的会社を通じて開発を進めていたマルチテナント型物流施設「CPD西宮北WEST」を、2月28日に竣工したと発表した。
＜「CPD西宮北WEST」外観＞
「CPD西宮北WEST」は、延床面積6万5572.53m2のマルチテナント型物流施設。中国自動車道「西宮北IC」から約2km、物流拠点が集積する阪神流通センターに近接している。
＜位置図＞
また、新名神高速道路、阪神高速7号北神戸線の各高速道路へのアクセスも容易で、関西圏への近距離配送のみならず、広域配送拠点としても利便性の高い立地となっている。さらに、神戸電鉄三田線「岡場」駅より徒歩約5分の好立地にあることから、雇用面でも優位性があり、物流施設として好立地の条件を有する。
＜外観（ランプウェイ側）＞
＜内観（トラックバース）＞
「CPD西宮北WEST」は、地上4階建の耐震構造で、1フロア約1万2200m2（約3700坪）～1万3800m2(約4200坪)の賃貸区画を有しており、床荷重1.5t／m2、柱スパン11.5m×10.4m、梁下天井有効高5.5mと、最新型物流施設の仕様を備えている。最大4区画に分割可能で、1階と3階に各36台が接車可能なトラックバースを設け、庫内には荷物用エレベーターを8基、垂直搬送機を8基設置することで、多様な荷物への対応が可能だ。
＜エントランス＞
施設で働く人々の職場環境にも配慮し、共用の休憩室、ドライバー用トイレ、喫煙スペースなどのアメニティを設けている。
＜内観（倉庫部分）＞
また、同施設は、外壁に断熱性能の高いサンドイッチパネルを採用したほか、高効率空調設備の設置、全館にLED照明や昼光利用センサーを備えるなど省エネ対策を施しており、環境負荷低減に配慮した施設としてCASBEE(建築環境総合性能評価システム)「Aランク」、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)「5スター」およびZEB ready(建築物の一次エネルギー消費量に関する評価)の評価を得ている。
これに加え、非常用発電機設備を採用するなど、入居企業のBCP（事業継続計画）に寄与する施設となっている。
＜事務所＞
なおCPDは、同敷地内に最小区画約5000m2（約1500坪）から入居可能なマルチテナント型物流施設「CPD西宮北EAST」（地上6階建、延床面積23万9629.01m2）の開発を進めており、2025年7月末の竣工予定だ。
■施設概要
施 設 名：CPD西宮北WEST
所 在 地：兵庫県神戸市北区有野町有野字岡場1951
敷地面積：5万3003.13m2
延床面積：6万5672.53m2
構造：鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造4階建
着工：2023年6月15日
竣工：2025年2月28日
監理監修：日立建設設計
設計施工：東亜建設工業
施 主：神戸ロジスティクス特定目的会社
認証取得：CASBEE-建設（新築）「Aランク」、BELS「5スター」、ZEB Ready
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