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三菱地所/英国・ロンドンで初の物流施設開発事業に参入

2025年03月28日/物流施設

三菱地所は3月28日、英国現地法人三菱地所ロンドン社を通じ、英国における物流施設開発事業「Bromley (ブロムリー)」に参入すると発表した。

施設は地上1階建て3棟、延床面積約8110m2。英国物流の主要エリアの一つであるグレーターロンドンに、用地を2024年12月に取得した。なお、同社グループが英国で物流施設開発を行うのは初めて。

<Bromley (ブロムリー)>
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開発地はグレーターロンドンの南部、ロンドン中心部から南東約15㎞のBromley地域。主要国道(A205線)至近に位置し、ロンドン中心部や周辺の居住人口集積地への最終配送拠点として効率的な物流・配送が可能な都心型物流施設となる。複数の鉄道路線がロンドン中心部(ヴィクトリア駅・ロンドンブリッジ駅等)を結んでおり、通勤利便性も確保されている。

施設は3棟・11ユニット構成で、各ユニット延床面積約275m2~1513m2、合計約8110m2のプライムグレードの物流施設を供給予定。また、環境にも配慮した計画とし、太陽光パネルの設置やリサイクル材の活用、電気自動車用充電ポートの設置等により、国際的なグリーンビルディング認証「BREEAM Outstanding」の取得を目指している。

発表によると、同物件の周辺エリアは今後の新規供給が極めて限定的であり、荷主企業や物流事業者の最終配送拠点需要に加え、周辺エリアの周辺住民・企業を主な対象とした倉庫・販売所・ショールーム用途等、中小規模の幅広い需要が見込まれるという。

<三菱地所グループの海外における物流施設事業>
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三菱地所グループは、長期経営計画において海外事業の拡大・進化を成長戦略の一つに掲げている。現在、米国を中心に全8の国と地域で全50施設以上の物流事業を展開しており、今後、需要の底堅い英国の物流施設開発事業については、市況を見極めながら年1件程度の投資を継続的に行うとしている。

■施設概要
所在地:英国・ロンドン・ブロムリー
計画敷地:約3.2エーカー
規模:地上1階建て(一部メザニンフロアあり)
用途:物流施設(一部事務所)
延床面積:約8110m2
着工:2025年Q3(予定)
竣工:2026年(予定)

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