Exotecは3月31日、Oxford Industries, Inc.が、ジョージア州ライオンズに建設中の大規模な新配送センターの自動化パートナーとしてExotecを採用したと発表した。
Oxford Industriesはアパレル業界のリーディングカンパニーであり、Tommy Bahama、Lilly Pulitzer、Johnny Wasなどの著名なブランドを展開している。新施設は、Oxford Industries社の継続的な事業成長を支えるとともに、既存従業員の生産性向上を目指すためのもの。
新設される配送センターは約5万2000m2の規模を持ち、年間2000万点以上の商品管理と注文処理を想定して設計されている。倉庫全体のピッキングの要となる次世代のSkypodシステムは、45万を超える保管ロケーションと450台以上のロボットで構成されており、これはExotecにとって過去最大のシステム導入プロジェクトとなる。
Exotecは、自社ハードウェアとソフトウェアをサードパーティ機器と統合し、入荷、デキャンティング(小分け)、仕分け、梱包、出荷に至るまで、一気通貫で倉庫内の自動化を実現する。さらに、返品処理にも対応しており、検品から仕分け、保管までの時間と労力を大幅に削減し、再販可能な状態への移行をスムーズに行うことができる。
Exotecのロマン・ムーランCEO兼共同創設者は、「今回のOxford Industries社向けプロジェクトは、Exotec史上最大規模の導入事例であり、当社システムのパフォーマンスと拡張性、さらに高度な統合対応力を示すもの。このような複雑かつ大規模なプロジェクトにおいて、パートナーとしてExotecを選んでいただいたことは、当社への大きな信頼の証であり、エンドツーエンドのソリューション提供能力を評価いただけた結果だと考えている」と述べている。
Oxford Industries社のマーク・カービーシニアバイスプレジデント(オペレーション担当)は、「今回、我々はトゥームズ郡における施設拡張への大規模な投資を実施した。施設は、素晴らしい労働力に恵まれ、長年にわたりOxford Industriesにとって重要な拠点となってきた。この新施設は、米国南東部の港湾へのアクセスに優れ、Exotecの次世代のSkypodシステムを活用することで、当社ブランドにおけるD2C向け注文処理能力を世界最高水準へと引き上げてくれると確信している」とコメントしている。
Exotec Nihon/倉庫自動化の次世代モデル公開 倉庫外物流も効率化