ダイフクは4月21日、グループ会社Daifuku Intralogistics Indiaがインドのテランガナ州ハイデラバードにイントラロジスティクス事業の新工場を建設し、本格稼働した。
新工場は、食品、化学、機械、ゴム製品などの製造業向け、小売、運輸・倉庫などの流通業向けに、自動倉庫や高速搬送台車、コンベヤなどの製造を行う。
調達部品の内製化を進めるとともに、効率的な生産体制を確立し、コスト競争力を強化。顧客のリードタイムの短縮や、地域に密着した製品開発・サービス体制を整えることで、インド市場での事業拡大を図る。
新工場の稼働により生産スペースは従来比約4倍に拡大し、将来的な増設でさらに倍増できる見込み。屋上には太陽光発電システムも設置する。
近年、インド市場は製造業や流通業の成長が著しく、生産や物流の現場でモノを効率的に動かすマテハンシステムへのニーズが急速に高まっている。
ダイフクのイントラロジスティクス事業では、2016年、ムンバイに営業拠点を新設。2019年にはVega Conveyors&Automation(現 Daifuku Intralogistics India)を買収し、現地生産を開始した。
■新工場の概要
所在地:Plot No. 6/1 IP, Chandanvelly (V), Shabad Mandal, Sangareddy 501503, Telangana, India
敷地面積:13万3020m2
総建築面積:3万3987m2
生産品目:自動倉庫、高速搬送台車、ソーター、コンベヤなどのマテリアルハンドリングシステム
機能:生産、研究開発、人事・経理などの管理
投資金額:約40億円(土地および生産設備を含む)
稼働開始日:2025年4月21日