石破総理は4月22日、米国の関税措置を受け、影響のある国内企業への支援策として、ガソリン・軽油について、5月22日から1リッター当たり10円引き下げると表明した。
「旧暫定税率」が課されているガソリン・軽油は、リッター当たり10円引き下げる。ガソリン価格が、現在のリッター当たり185円程度の水準であれば、それが175円程度になる。これは2022年3月、ロシアがウクライナへの侵略を開始した直後のガソリン価格と同水準となる。
重油・灯油は、最近の補助実績を超える5円を引き下げる。航空機燃料も、これまでもガソリンの4割程度の補助を実施してきたことから、4円引き下げるとした。
これらの引き下げ措置は、1か月程度の周知期間を経た上で、5月22日から実施する。
なお、定額支援への移行時、補助後の市場価格の変動が大きくなるおそれがある場合、「流通の混乱が生じないよう、1回当たりの変動幅を最大5円程度に抑えながら、段階的に実行する」としている。
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石破総理/5月22日から「軽油1リッター当たり10円引き下げ」表明
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