ハマキョウレックスが5月9日に発表した2025年3月期決算によると、売上高1466億6800万円(前年同期比4.3%増)、営業利益132億1300万円(5.1%増)、経常利益142億7900万円(8.7%増)、親会社に帰属する当期純利益89億3100万円(7.5%増)となった。
セグメント別では、物流センター事業の売上高は945億9900万円(5.2%増)、営業利益は117億3400万円(同10.3%増)となった。増収増益の主な要因は、物流センター運営の充実と前連結会計年度及び当連結会計年度に受託した新規センターが順次業績に寄与したこと、2023年7月にサカイアゼットロジを子会社化したことによるもの。
また、新規受託の概況については、16社の物流を受託。稼働状況は、前期受託した4社を含めた20社のうち19社が稼働している。残り1社については、2025年度の稼働を目指して準備を進めるとしている。なお、物流センターの総数は、193センターとなっており、2025年度には静岡県及び三重県に自社センターの竣工を予定している。
貨物自動車運送事業の売上高は520億6800万円(2.8%増)、営業利益は14億5700万円(24.2%減)となった。売上高の主な増収要因は、同社グループの子会社において孫会社の取得があったこと、特別積み合わせ事業の物量増加があったこと等によるもの。
営業利益の主な減益要因は、前期に発生した一過性の利益計上がなくなったこと、当期に外注費等のコスト増加による影響があったことによるもの。今後、新規案件の獲得やグループ内での取引拡大を進め、物量の増加に努めるとともに、管理強化による輸送コストの抑制に取り組み、さらなる収益の確保に努めていくとしている。
次期は、売上高1530億円(4.3%増)、営業利益139億円(5.2%増)、経常利益150億円(5.0%増)、親会社に帰属する当期純利益94億円(5.2%増)を見込んでいる。
ハマキョウレックス 決算/4~12月の売上高5.6%増、営業利益8.4%増