全日本トラック協会は5月15日、熱中対策についての特設ページを開設した。
今年6月1日施行される改正労働安全衛生規則により、職場での熱中症対策が義務化される。同サイトはこれを受けて開設したもので、事業者は「早期発見のための体制整備」「重篤化を防止するための措置の実施手順の作成」「関係作業者への周知」の取り組みが必要となる。
運送業における熱中症は近年増加傾向にあり、休業4日以上の死傷災害も増加の一途をたどっている。熱中症はドライバーだけでなく、構内作業者によるものも増加しており、注意が必要だ。
特設ページでは事業者に求められる取り組みとともに、熱中症のおそれのある人に対する処置の仕方についても紹介。「いつもと違うと思ったら熱中症を疑え」と呼びかけている。