キユーピーは5月21日、グループ会社であるQ&B FOODS, INC.の米国2か所目の生産拠点として新設したテネシー州の工場で、この5月から調味料の生産を開始すると発表した。
現地で5月20日に開所式を行った。
テネシー工場の稼働により、拡大する米州での需要に対応するとともに、世界最大のサラダ調味料市場である米国を中心にさらなる市場の開拓とブランド浸透を目指す。
米国南東部に位置するテネシー工場では、家庭用および業務用のマヨネーズ・ドレッシングを製造し、中西部や東部への供給を担う。2拠点生産体制になることで、これまで西部のカリフォルニア工場からの輸送にかかっていた時間とコストが低減され、東部エリアへの速やかな商品供給が可能になる。テネシー工場の新設により米国での生産能力は最大3倍まで拡大可能となり、さらなる需要創出を進めていく。
また、米国においては同社グループ初となる見学スペースを同工場に設置する。顧客との新たな接点を創出し、キユーピーブランドのファン拡大につなげていくとしている。
■新工場の概要
工場名:テネシー工場
所在地:アメリカ合衆国 テネシー州 モンゴメリー郡 クラークスビル
工場面積:建築面積 約1万5000m2 /延床面積 約1万5000m2 /敷地面積 約8万m2
主な製造品目:家庭用および業務用のマヨネーズ・ドレッシング等
最大生産能力:年間約6万t
センコー/千葉県市原市に危険物倉庫3棟を増設、計9000m2の大型施設に