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大和物流/鹿児島県霧島市で物流センター稼働、南九州のハブに

2025年06月02日/物流施設

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大和ハウスグループの大和物流が鹿児島県霧島市で開発を進めていた物流施設「鹿児島物流センター」が6月1日、稼働を開始した。

<鹿児島物流センター>
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鹿児島物流センターは地上2階建てで、延床面積は1万9074.00m2となる。

物流業界では2024年問題を背景に、輸送の効率化などを目指し、商品を複数拠点で管理する在庫分散のため倉庫需要が高まっている。

また九州では、製造業・非製造業ともに設備投資が高水準で推移するものの、物流施設に対する投資は都市部に偏り、地方では供給不足が続いている。

そこで大和物流は、既存の鹿児島営業所を移転・拡張し、このセンターを開設。南九州エリアにおける地域物流のハブ拠点とし、荷物の保管や積み替え機能を強化する。

<周辺地図>20250602daiwalogi2 - 大和物流/鹿児島県霧島市で物流センター稼働、南九州のハブに

<九州での大和物流の事業拠点>20250602daiwalogi3 - 大和物流/鹿児島県霧島市で物流センター稼働、南九州のハブに

所在地は、九州自動車道「溝辺鹿児島空港IC」から約950mと、南九州エリアへの配送拠点として好適地。

近隣の鹿児島空港には県内外の主要都市と結ぶ貨物ターミナルが整備されており、国内外への流通拠点としても利便性が高い。

<トラックバース(右が高床式、左は低床式)>20250602daiwalogi5 - 大和物流/鹿児島県霧島市で物流センター稼働、南九州のハブに

特徴としては、保管する商品の特性に応じ対応できるよう、高床式と低床式、2種類のバースを備えた。

高床式は大雨や洪水の浸水リスクを軽減し、地面からの湿気も防ぐため、電子機器や自動車部品、ヘルスケア関連商品などの保管に向いている。

一方、低床式バースは、フォークリフトやクレーンで地面から直接荷物を出し入れできるため、鉄骨、建材、機械などの重量物を扱うのに適している。

<倉庫内観(1階)>20250602daiwalogi4 - 大和物流/鹿児島県霧島市で物流センター稼働、南九州のハブに

また、荷物用エレベーター3基と垂直搬送機2基を備え、荷物の大小に関係なく1・2階に荷物を配置でき、柔軟で効率的な物流オペレーションが叶う。

霧島市との立地協定に基づき、新たに従業員を雇用。今後も、取り扱い貨物量の増加に応じて増員し、地域の活性化につなげる姿勢だ。

■施設概要
名称:大和物流「鹿児島物流センター」
所在地:鹿児島県霧島市溝辺町麓321-10
敷地面積:1万8972.31m2(5739.12坪)
延床面積:1万9074.00m2(5769.89坪)
構造:鉄骨造、地上2階建て
バース形状:西面 高床式、北面 低床式
床荷重:1階2.0t/m2、2階1.5t/m2
搬送設備:荷物用エレベーター4.6t 1基、3.6t 2基、垂直搬送機1.8t 1基、1.5t 1基、ドックレベラー1基
環境設備:太陽光発電設備(パネル容量139.68kW パワーコンディショナー111.1kW) ※すべて自家消費年間約25tのCO2を削減
アクセス:九州自動車道「溝辺鹿児島空港IC」から約950m
開設:2025年6月1日
施主:大和物流
設計・施工:大和ハウス工業
運営:大和物流

大和物流/支店統廃合し物流センターを名称変更

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