XYZ Robotics/三井物産グローバルロジでデバンニングロボットの実証完了

2025年12月08日/IT・機器

XYZ Roboticsは12月8日、千葉県にある三井物産グローバルロジスティクスの物流施設で行っていたデバンニングロボット「RockyOne(ロッキーワン)」の実証実験を完了したと発表した。

「RockyOne」は、自走式の本体・ロボットアームを備え、コンテナ内を移動しながら荷積み・荷降ろし作業を無人で行える。実証実験では、ロボットによる荷降ろし作業を約2週間実施。今後はその結果を踏まえ、さらなる性能改善や導入の可能性を検討する。

<RockyOne>
20251208xyz - XYZ Robotics/三井物産グローバルロジでデバンニングロボットの実証完了

「RockyOne」は人工知能(AI)技術の一種のディープラーニングによる画像認識と、ロボットへの動作教示(ティーチング)を不要にするロボットモーションプランニング技術により、自動で最適な動作を実現する。

積み付けもでき、独自のアルゴリズムにより積み付けプランの自動生成も可能。最大可搬重量は30kg、箱1〜4個の同時搬送ができ、時間当たり400〜1100ケースの荷積み・荷降ろしに対応する。軽量化とコスト低減を実現しつつ、高速作業に必要な強度も保持するのが特長だ。

三井物産グローバルロジスティクスは、物流現場における労働環境の改善や作業コストの削減、将来的な人手不足への対応を目的に「デバンニングロボット利用による自動化」を検討しており、実証実験はその一環で行った。

XYZ Robotics/オートバックスの物流施設にデバンニングロボ導入

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