LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





JR貨物 決算/4~6月の売上高5.7%増、営業利益は14億1500万円

2025年08月08日/決算

日本貨物鉄道(JR貨物)が8月7日に発表した2026年3月期第1四半期決算短信によると、売上高503億8600万円(前年同期比5.7%増)、営業利益14億1500万円(前年同期は1億2400万円の営業損失)、経常利益11億8500万円(前年同期は3億2100万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益6億6700万円(前年同期は4億9700万円の損失)となった。

セグメント別の鉄道ロジスティクス事業は、売上高447億円(4.0%増)、営業損失21億円(前年同期は27億円の損失)だった。

2024年9月に輪軸組立作業に関する作業記録書き換えなどの不適切事案が判明したことから、全社をあげて安全管理体制の強化と信頼回復に努めているところ。

輸送サービスでは、東京と仙台を直結するコンテナ列車の設定、リードタイムの短縮・深夜発ダイヤの拡充など、要望の強い区間の輸送力を増強した。近年ニーズが高まっている大型コンテナの取り扱いも拡大している。

輸送量は、コンテナが前年同期比5.4%増、車扱が5.6%減と、合計では2.3%増だった。

コンテナ品目は、エコ関連物資が中央新幹線建設工事に伴う発生土の運搬により前年を上回ったほか、農産品・青果物は政府備蓄米の流通拡大により東北・新潟地区で増送。自動車部品も前年を上回った。

総合物流事業としては、2025年4月に日本運輸倉庫から社名変更したJR貨物ロジ・ソリューションズを中心に、グループ会社の倉庫機能を結節点として、貨物鉄道をはじめ様々な輸送モードを活用し、サービスをトータルで提案する体制整備を進めている。

経費面では、物価の上昇などにより修繕費や業務費が上昇。業務の効率化などを継続したことで、営業費は前年より増加したものの、収入の増加が上回ったため、事業全体では赤字幅が縮小した。

通期の業績予想は、売上高2143億円(6.7%増)、営業利益88億円(225.1%増)、経常利益74億円(408.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益43億円(36.4%減)を見込んでいる。

サンリツ 決算/4~6月の売上高5.6%増、営業利益26.5%減

関連記事

JR貨物に関する最新ニュース

一覧を見る

増収増益に関する最新ニュース

一覧を見る

決算に関する最新ニュース

最新ニュース