川崎重工は9月4日、中国遠洋海運集団有限公司と共同運営している南通中遠海運川崎船舶工程有限公司（NACKS）において、バタナガル シッピング コーポレーション向け82型ばら積運搬船 「RISOLUTO（リゾルート）」を引き渡したと発表した。
＜ばら積運搬船「RISOLUTO」＞
特長は船首楼付き平甲板型で、穀類、石炭、鉱石などの貨物を搭載可能な7つの船倉を有していること。
省燃費型の電子制御式ディーゼル主機関を搭載し、推進効率の高い形状のプロペラ、同社が開発したカワサキフィン付ラダーバルブおよびコントラフィン付セミダクトなどの推進性能に寄与する技術を採用することで、国際規制であるEEDI規制のフェーズ3（CO2排出量の基準値比較30％削減）相当の削減量を達成している。
■主要目
全長×幅×深さ：228.90m×32.24m×20.20m
満載喫水：14.55 m
航海速力：約15.85ノット
定員：25名
総トン数：4万4139トン
載貨重量：8万2718トン
貨物倉容積：9万4499.7m3
主機関：MAN B＆W 6S50ME-C9.7-HPSCR ディーゼル機関 1基
船級・船籍：日本海事協会（NK）・パナマ
引渡日：2025年9月4日
JMU／次世代省エネ型バルクキャリア「JESSICA W」を引き渡し
