住友倉庫は10月31日、事業戦略やESG経営に関する情報をまとめた「統合報告書2025」を発行し公開した。
報告書によると、2025年3月期の営業収益は1933億9000万円、営業利益は132億7000万円。倉庫、港湾運送、国際輸送、陸上運送いずれの収入も増加したことから前期比4.7%の増収、0.7%の増益となった。
戦略としては、第5次中期経営計画(2023~2025年度)で物流事業について、 国内外の物流ネットワークの拡充、 物流サービスの拡充、業務のデジタル化・自動化、DXの推進を掲げる。
物流サービスの核となる倉庫へ継続投資し、静岡県袋井市、福岡市東区箱崎ふ頭で新倉庫を稼働させるほか、2024年問題解決策の一つとして、東京と大阪の中間に当たる浜松市を拠点に中継輸送を拡充。
横浜地区の倉庫で定温庫を増床するなど、既存倉庫の付加価値を高める取り組みや、保冷梱包会社と業務提携した保冷航空輸送のサービスメニュー強化なども進める。
物流セグメントの2025年度数値計画では営業収益2135億円(2022年度比10.2%増)、営業利益175億円(同11.9%増)、累計投資額400億円(前中期計画実績比115億円増)としている。
■住友倉庫 統合報告書
https://www.sumitomo-soko.co.jp/ir/integrated-report.html
三井倉庫HD/「統合報告書 VALUE REPORT」「サステナビリティデータブック」発行

