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ESR/東扇島DCの詳細な概要発表、関係者インタビューも動画配信

2020年12月08日/物流施設

ESRは12月8日、先週の12月4日に地鎮祭を行ったESR東扇島ディストリビューションセンターのより詳細な概要を発表するとともに、地鎮祭での関係者へのインタビューを公開した。

<「ESR 東扇島ディストリビューションセンター」第1期完成イメージ図 >
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<地鎮祭での関係者インタビュー>

ESR東扇島DCは神奈川県川崎市川崎区東扇島に敷地面積7万7725m2、延床面積36万5385m2、9階建てマルチテナント型物流施設として開発。その第1期を開発するもので、総投資額は約830億円、2021年3月着工、2023年3月竣工を予定している。

東扇島DCの開発予定地は京浜工業地帯・臨海部に位置し、首都高速湾岸線「東扇島 IC」より約 1km と東京都心や首都圏の広域交通網のアクセスに優れ、川崎港に隣接し、横浜港まで15km、羽田空港まで10km、と陸海空の輸送インフラが整備された利便性が非常に高いロケーションにある。また、2021 年度に羽田連絡道路、2023年に川崎港臨港道路東扇島水江町線が開通予定で、羽田空港、川崎内陸部や首都高横羽線方面へのアクセスがさらに向上する。

建物は9階建ての免震構造で、ハイスペックで物流運営の効率性を重視した設計を計画している。上り・下り専用のランプウェイを結ぶ中央車路・バース式によって各階にワンウェイでアクセスでき、45フィートコンテナトレーラーも各階トラックバースに乗り入れ可能な仕様としている。倉庫部分は各階最大6テナント・計48テナントへの分割が可能。最小賃貸区画は約1480坪。柱スパンは間口11m×奥行き11.25mと使い勝手を考えたワイドスパンを実現し、倉庫の有効面積を広く活用することが可能だ。

1階は冷蔵冷凍誘致を見据え、有効高6.5m、床荷重2t/m2とし、2~8階は有効高5.5m、床荷重1.5t/㎡を計画している。その他、1階北側に低床式倉庫、使い勝手の良い車腹幅、大型車・普通車の動線分離、などレイアウトしやすく安全性も確保したプランを検討中。さらに、特別高圧電力の供給ができるため、冷蔵冷凍、ロボティクス、未来を見据えたハイスペックなシステム導入など多様なニーズに応えることができる。最新のテクノロジーも採用し、インフラとしての物流を進化させる物流施設を実現するとしている。

同社の基本理念「HUMAN CENTRIC DESIGN.(人を中心に考えたデザイン)」に基づき、従業員の利便性・満足度を第一に考え、五感に響く過去最高レベルのアメニティ施設・サービスを実現する予定だ。子育て世代をサポートする託児所、9階は屋上駐車場とラウンジ、ショップに加え、東京湾の最高の眺めを堪能できるダイニングルームなど一大アメニティ施設の計画を進めている。

従業員がリラックスでき季節の移り変わりも楽しめるよう、多種多様な樹木と花を植樹し、ランドスケープデザインも取り入れた緑あふれる憩いのコミュニティ空間も創出する。

また、東扇島DCとJR川崎駅を結ぶ送迎バスも運行予定で、テナントの雇用確保と従業員の通勤利便性の向上をサポートする。稼働した際には約 4000人以上の雇用創出を見込んでおり、地域経済にも寄与していくとしている。

■ESR 東扇島ディストリビューションセンター(第1期)施設概要
所在地:神奈川県川崎市川崎区東扇島 21
敷地面積:7万7725m2
延床面積:36万5385m2
着工:2021年3月(予定)
竣工:2023年3月31日(予定)
構造:9階建て /免震構造 /PCaPC 造
用途地域:商業地域
企画設計・マスタープラン・基本計画:ESR
スチュアート・ギブソン、武田諭、松谷将幸
設計・施工:東急建設
(※アメニティエリアおよびランドスケープデザインを除く)
アクセス:(車)首都高速湾岸線「東扇島 IC」より1km
(バス) 川崎市バス「東扇島東公園前」下車徒歩4分(当バス停まで「川崎駅前」より約40分)※東扇島 DC-JR 川崎駅の送迎バスを運行予定
羽田空港へ 10km/川崎港コンテナターミナルへ 3.5km/横浜港大黒ふ頭へ 15km/東京都心へ 25km

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