日本フルハーフは12月17日、いすゞギガなど435型式・計3万4123台のリコールを国土交通省に届け出た。
不具合部位は荷台のウイング用油圧ホースで、不具合は2件ある。
1つは、ウイング車でウイング開閉用油圧ホースの配索が不適切なため、フレーム上部コーナーに接触しているものがある。この状態でウイング開閉を繰り返すと、ホースがコーナーに強く押し当てられて損傷し、作動油が漏れ、ウイングが作動しなくなる場合がある。最悪の場合、ウイング開時に開用ホースが損傷するとウイングが降下するおそれがあるというもの。
改善措置として、全車両、油圧ホースにフレーム上部コーナーとの接触を防ぐプロテクターを取付ける。
2つ目は、中型ウイング車でウイング開閉用油圧シリンダーの閉用配管継手の締付が不適切なため、継手が緩む場合がある。この状態でウイング開閉を繰り返すと、閉用ホースがフレームに接触して損傷し、作動油が漏れ、ウイングが作動しなくなるおそれがあるというもの。
改善措置として、全車両、油圧シリンダーの配管継手を規定トルクで締め付け直し、油圧ホースをハーネスバンドで固定する。
また、両不具合ともに、油圧ホースに損傷がある場合は損傷部を新品に交換する。
■型式等は下記URLを参照
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001445251.pdf