飯野海運は5月16日、2022年から進めていた本社(東京都千代田区内幸町)オフィスの全面リニューアルが完了したと発表した。
コンセプトは、「Next Wavesを生み出すオフィス」。従業員のエンゲージメント向上、コミュニケーションの活性化、業務効率化を目指し、様々なエリアを備えている。
執務エリアは、フリーアドレス化を進め、従来よりも会話の生まれやすい机の配置に見直した。打ち合わせを効率的に行えるよう、各所にミーティングエリアも設けた。リニューアル前と比べ、執務エリア内の書類は7割も削減できたという。
会議室エリアは、商談やWEB会議に使えるよう、各室に最新鋭のシステムを導入し、WEB会議用の個室ブースは6倍に増設。また重大事故発生時に緊急対策本部が使うオンラインツールを刷新した。
ラウンジエリアでは、ソファやコーヒーマシンを備えた、ゆとりあるスペースを新設。業務の合間のリフレッシュだけでなく、顧客との打ち合わせや社内イベントなどでも使えるようにした。
さらに休息スペースとして、畳敷きの小上がりや板張りの縁側からなる「凪の間」を新たに設けた。従業員が心の平穏(凪)を保ちながら健康で生産性の高い状態で働ける環境を整えたいとの思いからだという。
なお、リニューアルに際しては、一時移転することなく、勤務エリアと工事エリアを少しずつ変えながら改修工事を実施。テナント向けオフィスフロアのショールームとしての機能も兼ねている。