商船三井は5月16日、「MOLアンバサダー」に向けて海運業や商船三井の事業を学ぶワークショップを行ったと発表した。
「MOLアンバサダー」とは、豊かな海を守ることの大切さや海運業という仕事の魅力などを学び、同世代へ伝える役割を担う学生たちのこと。
現在10人の小中学生・高校生が就任し、活動している。ワークショップは2022年から、毎年冬休みや春休みに開催しており、今回が3回目となる。
今回のワークショップでは、商船三井が昨年開所した「虎ノ門エンパワーメントセンター SANGO」にある船上シミュレータ訓練設備の見学や、協賛するマサチューセッツ工科大学の教育プログラムのプログラミング体験を実施。
さらには、7月に大阪で開所予定の「商船三井ミュージアム ふねしる」で行う企画展を考えてもらおうと、商船三井社員との意見交換や、ミュージアムスタッフへのプレゼンテーションも行った。
MOLアンバサダーから出されたアイデアのうちミュージアムスタッフに選ばれたものは、実際に「ふねしる」の企画展として開催される予定。
ワークショップを通じ、参加者からは「シミュレータ見学で、船員一人一人が重要な役割を担っていることを改めて実感した」「ここで出たアイデアが実際に採用される可能性があると聞いて、夢を感じた」などの声が上がったという。
商船三井は今後も、未来の担い手となる子どもたちに、物流を支える海運業の仕事や環境課題を解決する技術などを伝えていきたいとしている。
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