日揮HDと東京都、全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)は7月8日、廃食用油を原料とした国産SAFが、東京国際空港(羽田空港)発の定期旅客便へ供給開始されたことを発表した。
東京都と日揮HDは2024年3月から、廃食用油の回収を促進するため「東京 油で空飛ぶ 大作戦 Tokyo Fry to Fly Project」を開始し、都民の意識改革や行動変容につなげてきた。
このほどプロジェクトで回収した廃食用油を原料の一部として、大阪府堺市の製油所で量産した国産SAFを実用化した。
航空業界では、国際民間航空機関(ICAO)において、国際線の航空機によるCO2排出量を2050年までに実質ゼロにする目標を掲げている。
今後も航空業界の脱炭素化を加速するため、同プロジェクトを通じて企業と自治体が連携を深め、廃食用油の収集と日本におけるSAFの普及を推進し、持続可能な航空燃料の利用拡大を目指すとしている。
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