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JAL/細胞輸送サービスを10拠点で開始、再生医療ニーズに対応

2025年07月08日/3PL・物流企業

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JALは7月7日から、再生医療技術の進歩発展に伴う細胞製品の輸送ニーズに応えるため、「J SOLUTIONS PHARMA CELLS」の提供を開始した。

このサービスは、高付加価値貨物である医薬品を戦略的重点分野に位置付けてきたJALの経験と技術を活用した、オーダーメイドの輸送サービスとなる。

<サービスイメージ>
0708jal - JAL/細胞輸送サービスを10拠点で開始、再生医療ニーズに対応

近年、iPS細胞等を含む再生医療技術の飛躍的な進化により、パーキンソン病など従来治療が難しかった多くの疾病に対して、細胞製品が幅広く活用されている。

同サービスの特徴は、細胞に特化していること。従来から扱っている凍結細胞に加え、輸送時間に厳しい制約があり、取り扱いが難しかった生細胞を中心に、細胞由来製品などにも対応する。

また最優先の取り扱いにより、最短で便出発90分前の搬入、便到着90分後の搬出を実現。成田・羽田・関西および欧米10拠点で展開し、今後さらに取扱い地点を拡大する予定だ。

なお輸送中のリスクを低減するため、ほかの貨物と隔離した輸送も可能となっている。

JALグループは、国際航空運送協会(IATA)のCEIV Pharma認証を取得、成田空港と関西空港に医薬専用庫を整備するなど、医薬品輸送におけるソフト・ハードの両面で体制を構築している。

同サービスを通じて今後も、新たな治療が世界中で受けられる社会の実現に貢献していく方針だ。

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