フェデラル エクスプレス コーポレーション(フェデックス)は6月5日、中国・広州白雲国際空港(CAN)および日本・関西国際空港(KIX)における同社のハブ施設が、「CEIV Pharma 認証」を取得したと発表した。
これは、医薬品物流における品質とコンプライアンスに対するフェデックスの継続的な取り組みを象徴する重要な節目。
国際航空運送協会(IATA)が認定する、Center of Excellence for Independent Validators (CEIV)Pharma は、医薬品やワクチンなどの時間・温度に敏感なヘルスケア製品の航空輸送と取り扱いにおいて、最高水準の品質を保証するもの。
この認証は、フェデックスの品質管理体制の強みと、複雑化・高度化する医薬品業界の厳格な要件に準拠したエンド・ツー・エンドの物流サービスを提供する専門性を証明するものだ。
広州白雲国際空港(CAN)および関西国際空港(KIX)での CEIV Pharma 認証取得は、フェデックスがグローバルに CEIV 準拠のインフラ整備を進める戦略の一環。2025年5月時点で、欧州や米州の主要拠点を含む世界19か所のフェデックス施設が、CEIV Pharma 品質基準に基づくオペレーションを行っており、グローバルなヘルスケア・医薬品業界における信頼できる物流パートナーとしての地位をさらに強化していくとしている。
日本通運/関空の温度管理施設で医薬品輸送品質認証「CEIV Pharma」更新