国土交通省は8月5日、SGH財団の協力のもと、佐川グローバルロジスティクス、SG佐川ベトナムより講師を招き、ホーチミン市交通大学の学生に対する「物流集中講義」を実施したと発表した。
物流人材育成支援事業は、ASEANで物流マネジメント人材の育成を支援するため2015年より実施しているもの。
今回はベトナムのホーチミン市交通大学の学生220名に対し、物流現場の改善に向けた実践的な内容や、コールドチェーン物流の国際標準化、日本の物流政策などを講義。また、次世代型大型物流センターの見学を通じて、最新の物流体験も実施した。
国土交通省では、ASEANの物流分野の健全な発達を支援していくため、現地の優秀な物流人材の確保・育成が不可欠との認識の下、今後も官民連携による物流人材育成事業を引き続き実施していくとしている。
■事業概要
実施対象:ベトナム ホーチミン市交通大学の学生等 220名
実施時期:2025年7月14日から7月22日の7日間
実施場所:ホーチミン市交通大学
主な講義内容
【国土交通省】
・日本の物流政策、コールドチェーン物流サービスに関する取組について
【佐川グローバルロジスティクス】
・物流概論(SCM、3PL、調達物流、生産物流、販売物流 等)
・物流オペレーションの実技(5S を意識した業務改善)
・物流施設紹介(Xフロンティア)
・学生によるベトナムでの物流サービス新規提案(ディスカッション)
【SG 佐川ベトナム】
・ベトナムの物流事情、物流倉庫見学
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