新聞輸送などを手掛ける永尾運送は10月14日、大阪府内に特化した小口共同配送サービス「Nコンボ便」の本格的な提供を開始すると発表した。
「Nコンボ便」は、路線便で断られることが多い1t未満の小さな荷物や、長尺物、異形貨物の輸送に特化しており、創業以来60年以上培ってきた新聞輸送のネットワークを活用して低コストと安定した輸送品質を両立させ、環境負荷低減にもつながることなどから、国土交通省など3省庁から物流効率化法に基づく計画の認定を受けている。
1ケース250円からという業界最安値クラスの価格設定で、少量・不定期の出荷が多い企業の物流コスト削減を実現するとともに、大阪府摂津市に位置する倉庫で1パレット・1ケースから1日単位での一時保管も可能となっており、柔軟な物流オペレーションをサポートする。
大阪府学校給食会では、物流効率化法に基づく計画として国土交通省と経済産業省から認定を受け、配送が困難だった大阪府吹田市・高槻市にエリアを拡大。効率的な共同配送によって、より多くの学校に質の高い給食用物資を安定して届けられるようになった。
今後は、スーパー・ドラッグストアで扱われる日用雑貨や食品、医薬品、アパレル・ファッション業界のショッピングモールやアウトレットモールへのアパレル・シューズの納品などを対象としたサービスの展開を計画している。
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