阪急阪神不動産は10月16日、同社の100%子会社である現地法人Hankyu Hanshin Properties USA LLC(HHPUSA)を通じて、カリフォルニア州ロサンゼルス郊外のインランドエンパイア都市圏(IE都市圏)のメニフィー市において、物流不動産開発事業を実施すると発表した。
この事業は、鹿島建設の現地法人であるKajima U.S.A. Inc.の100%子会社Core5 Industrial Partners, LLC.と共同で行うもので、2026年に竣工を予定している。
IE都市圏は、全米最大の人口を有するカリフォルニア州南部に位置し、同州最大のロサンゼルス(LA)都市圏に隣接しており、物流ハブとして、LA都市圏や、アメリカ西部各州に向けた物流需要も取り込んでいる。
開発地は主要高速道路のインターチェンジに近接し、ネット通販貨物や一般消費財などの集配送ニーズに適した立地。施設は労働力不足を補う自動化設備の導入に対応した大型・最新鋭倉庫となる計画だ。
HHPUSAは2022年4月に設立。賃貸住宅事業(6案件)のほか、ジョージア州ビュフォード市(アトランタ郊外)において、物流不動産事業に参画している。
同事業は物流不動産の第2号案件となり、今後も引き続き、アメリカでの不動産事業の拡大を目指すとしている。
■施設概要
名称:Menifee Commerce Center
所在地:26250 Sherman Road,Menifee,CA 92585
敷地面積:約20万9800m2
延床面積:約9万7200m2
竣工:2026年(予定)
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