ヤマト運輸が実施した「置き配」の利用状況・利便性に関するアンケート結果によると、置き配利用経験者の約7割が「この1年で置き配利用数が増えた」と回答していることがわかった。
ことし年11月8日~11月14日に実施し、1万1735人の回答を得たもので、昨年11月に続く、第2弾のアンケートとなる。
調査結果によると、運送会社を問わず、これまでに置き配を利用したことがあるか、という質問に対し75.0%が「利用したことがある」と回答。利用経験率は前年の78.5%からほぼ横ばいとなった。
一方で、置き配利用経験者のうち69.0%が 「この1年で置き配利用数が増えた」と回答。一度置き配を利用した人は、利便性の高さからリピート利用している傾向がみられた。
受け取り方法については、最も多いのが「対面配達」(44.0%)、2位「置き配」(36.9%)、3位「宅配ボックス」(13.3%)という結果だった。このうち、「置き配」「宅配ボックス」での受け取りが前年から増加している。
置き配のメリットについては、「時間に制約されなくて済む」「再配達手続きが手間」が上位。3人に1人が「外出時」より「在宅時」に置き配を利用しており、前年から4.1%増加している。
「在宅時」に置き配を選択する理由として、「身だしなみを整えるのが面倒」(38.3%)、「家事や育 児中で手が離せない」(24.9%)などの回答が上位を占めた。
ヤマト運輸に限らず、「置き配を利用しない理由」の1位は、2年連続で 「盗難リスクが不安」(66.3%)。続いて「雨で濡れるのが不安」、「対面で受け取りたい」などの理由が続く。
オートロック解錠システムによる置き配については、盗難・不審者への懸念もある一方、利便性やドライバー配慮に賛同の声もあったという。
ヤマト運輸/ネコポス「厚さ3cmまで」にサイズ拡大、置き配にも対応

