アサヒグループホールディングスは11月27日、サイバー攻撃によるシステム障害発生により、情報漏えいが発生またはそのおそれがある個人情報が合計190万件以上に達すると発表した。
11月27日時点で、情報漏えいが発生またはそのおそれがある個人情報は、アサヒビール・アサヒ飲料・アサヒグループ食品各社の「お客様相談室」に問い合わせをした人の氏名、性別、住所、電話番号、メールアドレスなどが152万5000件、従業員(退職者を含む)の家族に関する氏名、生年月日、性別が16万8000件などとなっている。
<情報漏えいが発生またはそのおそれがある個人情報(11月27日時点)>
| 対象者 | 内容 | 件数 |
| アサヒビール・アサヒ飲料・アサヒグループ食品各社のお客様相談室に問い合わせをした人 | 氏名、性別、住所、電話番号、メールアドレス | 152.5万件 |
| 祝電や弔電などの慶弔対応を実施した社外の関係先の人 | 氏名、住所、電話番号 | 11.4万件 |
| 従業員(退職者を含む) | 氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレスなど | 10.7万件 |
| 従業員(退職者を含む)の家族 | 氏名、生年月日、性別 | 16.8万件 |
個人情報の中にクレジットカード情報は含まれていない。
アサヒグループホールディングスでは、サイバー攻撃を受けてから約2か月にわたりランサムウエア攻撃の封じ込め対応やシステムの復元作業、再発防止を目的としたセキュリティー強化を実施してきた。
なお、商品供給についても、システムの復旧状況に伴い段階的に出荷再開の対応を進めていくとしている。
今後も継続した監視と改善、追加のセキュリティー対策の強化を行い、再発防止と安全な運用維持に努めるとしている。
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