キリンビバレッジほか/神奈川県の物流センターに自動ピッキングソリューション

2025年12月24日/IT・機器

キリンビバレッジとキリングループロジスティクスは12月24日、三菱重工業が開発し三菱ロジスネクストとともに提供する「ΣSynX(シグマシンクス)」を活用して飲料倉庫のピッキング作業を自動化・知能化する「自動ピッキングソリューション」を、キリンビバレッジの東日本エリアの物流拠点である海老名物流センター(神奈川県海老名市)に導入完了したと発表した。

<AGV(写真左)とピッキングロボット(写真右)>
20251224ki02 - キリンビバレッジほか/神奈川県の物流センターに自動ピッキングソリューション

自動ピッキングソリューションは、これまで物流現場の作業者が考えながら行っていた効率的なピッキング作業(パレット上に段ボールを積み付ける作業)を自動化・知能化するもので、無人フォークリフト、無人搬送車、ピッキングロボットを連携させて導入するため、従来のコンベヤーなどの固定設備が不要となり倉庫のレイアウトや拡張などの汎用性が高い。

2022年11月~2023年6月に行った共同実証では、ピッキングソリューションによる生産性が実証前と比較し42%向上。自動化・知能化することで、最小の手数で作業できるよう改善し、庫内の搬送機渋滞削減、オーダー処理順の最適化につながる。

■配送センター概要
名称:キリングループロジスティクス東日本支社湘南支店 海老名物流センター
住所:〒243-0426 神奈川県海老名市門沢橋6-2-1
導入設備:AGF4台、AGV11台、ピッキングロボット1台

三菱重工業/トラック荷積みなどの自動化要素技術確立を目指す共同実証完了

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