飯野海運は3月9日、電源開発(Jパワー)と共同で、燃料輸送船「YODOHIME(よどひめ)」にてバイオ燃料を用いた試験航行を実施したことを発表した。
「よどひめ」は、風力推進補助装置(ローターセイル)を搭載した燃料輸送船で、風力推進補助装置搭載船でのバイオ燃料を用いた試験航行は、国内電力会社では初めての取り組みとなる。
バイオ燃料は、廃食油などの生物由来の有機性資源(バイオマス)を原料とし、燃焼時のCO2排出量を実質ゼロとする「カーボンニュートラル」な燃料だ。
今回使用した燃料は、バイオ燃料を24%の割合で低硫黄燃料油(VLSFO)にブレンドした混合油(B24)。バイオ燃料は、船舶の既存のディーゼルエンジンをそのまま使用することが可能で、化石燃料に代わるクリーン燃料としてCO2排出量の削減に貢献できる。
「よどひめ」は、1月18日に中国舟山港(浙江省)でバイオ燃料の供給を受け、豪州から日本への航行時に試験航行を実施し、2月15日に無事完了した。試験航行後、2月下旬に日本へ到着し航海を完了している。
飯野海運は中長期計画で2050年までのカーボンニュートラル達成の目標を掲げており、今後もクリーンな海上輸送サービスの提供に向けた取り組みを積極的に進めていく。
