日本通運は9月2日、子会社の上海スーパーエクスプレスが博多~上海間で運航する高速RORO船「上海スーパーエクスプレス」(SSE)の増便に伴い、10月より海上輸送サービスを拡充すると発表した。
SSEが、秋以降春先までのピークシーズンに対応するため、新たに投入する「PULAU TIOMAN」は、上海港を土曜日の夜に出港、博多港に月曜日の午前に入港するもので、日本向け輸出製品の高まる高速輸送ニーズに対応する。
これに対応する形で、同社では博多入港当日中に貨物リースができるサービスを提供することになったもの。
■サービス概要
A.東航(EB):上海発博多向け
金曜日までに上海側で申告が済んだ貨物を搭載して、土曜の夜に上海を出港、月曜の午前に博多着。入港当日に貨物をリリースし、東京・大阪などの主要都市であれば翌日の配達が可能。
B.西航(WB):博多発上海向け
12フィートコンテナを使用した一貫輸送サービスおよび混載サービスの国内販売拠点を拡大・増強し、増便による利便性向上を図る。