凸版印刷は9月16日、製造から物流までトータルな製品・工程管理を実現する表示機能付きRFID「Near cross DU(ニア クロス ディーユー)」を開発、12月からサンプル出荷を開始すると発表した。
<開発した表示機能付きRFID「Near cross DU」(左)と、その活用例(右)>
「Near cross DU」は、従来の紙ベースやバーコード、近年のICタグなどが混在する製品・工程管理を1台で実現できるRFID。
2.7インチ電子ペーパーディスプレイを搭載しており、数センチメートルの通信距離を持つHF帯の非接触リーダライタからの電力のみで表示を書き換えられる。
HF帯だけでなく、UHF帯にも対応しているため、約1メートル離れた場所からでも複数一括ID読み取りが可能で、業務効率の改善が実現できる。
さらに、温度・湿度・大気圧センサーを搭載できるため、環境データを用いた品質管理が可能になる。
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