市光工業は8月4日、テレマティクスにより運行管理を格段に改善するトラック用ドライブレコーダー一体型カメラモニターシステム「セーフティビジョン STR-200」を発売すると発表した。
「STR-200」には新たにクラウドサービスによるデータ通信機能を搭載し、運行管理者がデータ通信により自社の車両の運行状況をリアルタイムで確認できるようになった。
クラウドに保管された走行データは、そのまま運転日報にも使用できるので、車載のSDカードを回収する面倒な作業も不要になり、運行管理でのルーティン業務を大幅に簡素化できる。
また、リアルタイムでデータ通信が行われるので、万一、交通事故が起きた場合も迅速に状況を把握することができる。
「STR-200」専用ビューワソフトにより、運行管理者はトラックの前方・左右・後部と室内/庫内に搭載された最大5台のカメラ映像を一度に表示できる。
映像以外に位置情報(マップ表示)、運行軌跡、ブレーキやウインカー情報、作業内容、アイドリング時間など全て同期して表示されるので、危険運転の再発防止や事故の原因分析が容易に行える。
「STR-200」では前方のカメラ画素数が従来の30万画素から約100万画素へと大幅に高まり、ドライブレコーダーとして鮮明な画像を記録できるようになった。
録画停止機能が新たに追加され、プライベートエリアでの作業時でもモニターの電源を切ったり、カメラ等を隠したりする必要はなく、ボタン1つで録画を停止できる。
■主な仕様
カメラ接続台数:最大5台(前方、室内/庫内カメラ含む)
前方カメラ:画素:約100万画素 / 画素数:水平110°垂直98°
記録画像:前方:HD(1280px × 720px) 他:VGA(640px × 480px)
車両情報記録:外部入力/ウインカー左右、ブレーキ、バックギア、PTO、車速パルス、エンジン回転数、G センサー/3 軸、位置情報/GPS、時刻情報/RTC 内臓
記録メディア: 付属:32GB SDHC カード
(オプション:32GB SDHC カード / 64・128GB SDXC カード)