GROUNDは12月25日、米国のロボティックピッキングシステムを開発・提供するSoft Robotics社のソリューション「SuperPick(スーパーピック)」を日本で初めて提供する販売パートナー契約を正式締結したと発表した。
2019年1月より本格的にこのソリューションの国内提供を開始する。
「SuperPick」の最大の特長は、“ハンド”と呼ばれる対象物をピックアップする部分の素材と独自開発されたビジョンシステムにより、重さ、素材、形が異なるさまざまな物を人間のように適切に掴むことができる点にある。
対象物をピックアップするために膨大なデータの事前インプットを必要とする従来のロボットに比べ、「SuperPick」は、人間がさまざまな物を無意識に掴むことができるように、対象物の重心や素材、大きさを自動で判断・調整し、適切な握力で掴むことができる。
特に、 多種多様な商品を扱う物流センターや製品の取り扱いに高い専門性や精度が必要とされる製造現場など、これまでロボットによるオートメーションが困難であるとされてきた業界において、「SuperPick」は人手に代わる画期的なソリューションとなるとしている。
初年度の導入目標社数は10社。
なお、ソフト・ロボティクスは、2013年にハーバード大学の研究員らを中心に創業された米国発のベンチャー企業。同社の「SuperPick」は、独自開発された最新ビジョン技術やアルゴリズム、特許を取得している素材などのテクノロジーを応用し、非定型な個体を人間の手のように高い精度とスピードでピッキングすることができる画期的なロボティックピッキングソリューション。 米国では、食品製造業や自動車部品工場などで既に導入、活用されている。
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