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山九/中国の貨物量が減少、当期利益は13.3%減

2008年11月04日/決算

山九が10月31日に発表した2009年3月期中間決算によると、売上高は2063億4300万円(前年同期比2.6%減)、営業利益は131億4300万円(0.5%減)、経常利益は131億5000万円(1.2%増)、当期利益は66億500万円(13.3%減)となった。

物流分野では、中国を中心とした輸出入貨物の取扱量が減少し、海外大型プロジェクト輸送作業が減少したほか、航空貨物事業の新会社設立による事業移管に加え、物流コスト削減圧力は根強く、燃料費の高止まりによるコスト負担増加などを強いられている。

セグメント別の状況をみると、物流事業では、鉄鋼、石油・石化関連の工場構内作業は好調に推移したが、国際物流での海外大型プロジェクト輸送作業が減少し、航空貨物事業の新会社設立(JPサンキュウグローバルロジスティクス)による事業移管をはじめ、港湾物流における中国船社の再編に伴うサービス停止によるコンテナ取扱量の減少に加え、燃料代高騰による一般物流作業の採算悪化で、売上高は1176億9000万円、営業利益は43億9900万円。

また、機工事業では、鉄鋼関連での高炉改修などの大型設備工事で減少したものの、石油・石化関連はSDM(大型定期修理工事)や鉄鋼関連の保全作業が増加したことに加え、採算管理の徹底による収益性向上を図り、売上高は792億300万円、営業利益は78億6200。

その他事業では、建設残工事の完成が減少し、システム開発案件の減少と賃貸事業での船舶賃貸作業の終了で、売上高は94億4900万円、営業利益は6億4100百万円。

なお、通期の見通しでは、売上高は4273億円、営業利益は264億円、経常利益は260億円、当期利益は140億円。

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