サンリツが1月28日に発表した2011年3月期第3四半期の業績は、売上高が120億3000万円(前年同期比20.0%増)、営業利益4億4800万円(2.1倍)、経常利益4億1700万円(2.5倍)、当期損失11億9000万円(前期は0円)となった。
固定資産の減損に係る会計基準に基づき、土地価額が大幅に下落した事業所について検証し、固定資産を回収可能価額まで減額し、14億43百万円を減損損失として特別損失に計上した。
また、投資有価証券評価損と資産除去債務会計基準の適用に伴う影響額による特別損失1億3100万円を計上したことにより、四半期純損失11億9000万円となった。
セグメント別では、梱包事業部門では海上貨物と航空貨物の取扱額が大幅に増加、医療機器関連の3PL分野も増加、無線通信機器の取扱額は堅調に推移し、売上高87億6000万円、営業利益7億6500万円。
運輸事業部門は、国際物流分野における海上貨物と医療機器関連の3PL分野の取扱額が増加し、売上高19億400万円、営業利益6000万円。
倉庫事業部門は、倉庫稼働率が減少し、医療機器関連の3PL分野における倉庫稼働率は堅調に推移したが、その他一部の倉庫において倉庫稼働率が減少したため、売上高10億5200万円、営業利益8600万円。
通期では、売上高162億円(16.8%増)、営業利益6億9000万円(72.9%増)、経常利益6億4000万円(81.3%増)、当期損失11億9000万円(-)を見込んでいる。
サンリツ 決算/3月期の売上高4.6%減、営業利益15.1%減