三菱重工業は5月20日、日本郵船から自動車運搬船「アウリガ・リーダー」に対して、バラスト水処理装置の設置工事を受注した。
バラスト水処理装置は、船のバランスタンクに採りいれる海水(バラスト水)の排出前浄化を義務付ける国際条約の規制が予定されている2017年ころまでに、規制対象となる全船舶への設置が必要になる。
アウリガ・リーダーは2008年12月に、同社神戸造船所で竣工。日本郵船により太陽光発電システムを搭載したエコシップとして実証運用されてきた。全長199.99m、全幅32.26m、総トン数6万213トンで、最大6200台の自動車を搭載できる。日本郵船では今回、さらに同船の環境対応性能を高める改造を計画している。