凸版印刷と住友大阪セメントは8月29日、コンクリート構造物内の鉄筋に取り付けて、コンクリートの種別や品種などに関する情報を持つことで、保守メンテナンスに活用可能なUHF帯ICタグを共同開発したと発表した。
量産試作品による各種検証、ユーザーによる評価、さらにucodeタグ認定作業を進め、2011年10月から住友大阪セメントがサンプル提供を開始、2012年1月には凸版印刷と住友大阪セメントの両社で販売を開始する。
単価は約1万個製造の場合、約1500円程度で、数量により価格は変動する。
■仕様
周波数:UHF帯(EPCglobal C1G2規格準拠)
外径:直径10×高さ250mm(取り付け器具部分を除く寸法)
形状:コンクリート打設時のICタグ取り付けの作業効率を考慮し、鉄筋に取り付ける器具を成型