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OKI/救急医療搬送支援システム開発

2011年11月16日/IT・機器

沖電気工業(OKI)は11月16日、救急患者の疾患情報と病院の受け入れ状況をリアルタイムで情報収集し、最適な医療機関への搬送支援を行う「救急医療搬送支援システム」を開発し、2012年3月より販売を開始すると発表した。

<システムの概要>
20111116oki - OKI/救急医療搬送支援システム開発

救急医療搬送支援システムは、救急患者に「最適な病院に、最適の時間で搬送し、最適な処置ができる」もので、エンジン機能にあたる「統合エージェント」を中核に7つのシステムから構成している。

システムの中心となる機能として、医師がICタグを装備することで病院での位置情報などから繁忙度を判断する機能がある。また、隊員が所持するタッチパネル式の専門端末(Android搭載)を使って患者の疾患情報や搬送状況を送信することができる。

リアルタイムで収集した医師の繁忙度と患者の疾患および搬送状況を基に「統合エージェント」が、受け入れ病院の候補を選定する。これらの機能のほかに、受け入れ病院の医療スタッフを支援する機能や、テレビ会議で救急隊員と病院が患者情報を共有できる機能を備え、救急医療の搬送を総合的に支援する。

価格は個別見積もりで、販売目標は2015年3月までに30システム。

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