三菱重工業は3月9日、神戸造船所(神戸市兵庫区)で商船三井向け自動車運搬船「エメラルドエース」の命名・進水式を行った。
<神戸造船所の進水式の様子>
同船は船舶・海洋事業の生産体制再編に伴い、同造船所で建造する商船としては最後となるもので、引き渡しは6月末の予定。
神戸造船所は1905年の創業以来、船舶ではコンテナ船、自動車運搬船、潜水艦、深海潜水調査船などの建造を得意としてきた。
エメラルドエースを引き渡した後、商船建造機能は長崎・下関の2造船所に移管し、潜水艦や深海潜水調査船などの建造に特化することにより、さらに効率的な運営体制を整え競争力を強化していく。
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