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丸運/3月期の売上高0.2%減、営業利益28.1%減

2012年05月12日/決算

丸運が5月11日に発表した2012年3月期決算は、売上高492億8300万円(前年同期比0.2%減)、営業利益9億500万円(28.1%減)、経常利益9億5600万円(25.0%減)、当期利益5億8600万円(9.6%減)となった。

一般貨物輸送・倉庫事業は、国内貨物輸送量が停滞する中で、重量品・機工等の取扱いの増加、主要顧客の潤滑油製品輸送の元請化等があり、取扱量は増加。売上高は前期に比べ1.5%の増収となった。

鉄道利用運送事業は、一部取扱貨物が増加したものの、震災と自然災害等による輸送障害の影響が大きく、低調に推移した。

食品物流事業に参入するため、トワードと合弁で丸運トワード物流(丸運60%出資)を設立し、昨年10月から営業を開始した。

液体輸送の石油輸送は、震災の影響やエネルギー転換の進展等のため需要が減退したことから輸送量は減少し、営業収益も減収となった。一方、化成品輸送は輸送量は減少したものの、新規輸送の獲得や長距離輸送の増加等により、売上高は増収となった。

結果、液体輸送は石油輸送における売上高の減少が大きく、当部門の売上高は、前期に比べ3.9%の減収となった。

国際物流の貨物取扱量は、震災の影響や電子材料関連分野の不振による影響はあったが、既存顧客を中心に営業拡大に努めた結果、通期では増加し、売上高も増収となった。売上高は前期に比べ6.2%の増収となった。

来期は、売上高494億円(0.2%増)、営業利益9億3000万円(2.7%増)、経常利益9億8000万円(2.5%増)、当期利益4億5000万円(23.3%減)の見通し。

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