日本オラクルは7月2日、サンオクスが、オラクルのERP製品「JD Edwards EnterpriseOne」の中小企業向けクラウド・サービスを採用したと発表した。
サンオクスが採用したのは、中本・アンド・アソシエイツが1月より提供開始した「JD Edwards EnterpriseOne」のクラウド・サービス「グローバルERP&需要予測 クラウド by Nakamoto」。
サンオクスは、おもに中国、韓国と日本において、特殊紙、印刷インキや不織布の輸出入事業と卸業を展開。アジアを中心とした事業ネットワークを活用した顧客対応における機動力を強みとして成長を続け、今後の事業拡大に向けた業務基盤の整備が急務だった。
会計、商品マスター管理や在庫管理などをすべて表計算ソフトで対応。取引数や扱う製品の種類が増大したことにより在庫管理が複雑化し、また紙業界特有の素材や大きさなどを必要とする複雑な商品マスターの管理などにおいて、業務の効率化と標準化に課題を抱えていた。
商品マスターの管理や在庫管理などの業務と会計業務を連携した一連のプロセスとして処理できるITの仕組みとしてERPの導入を決定した。
サンオクスは、長年、韓国との取引があり、さらに今後アジアでの事業拡大を視野にいれており、グローバル対応のERP製品が必要不可欠。迅速に導入可能で、かつ事業拡大に合わせてユーザー数も順次拡大できる点にを着目し、クラウドサービスでの利用を決定した。
これらのニーズに合致し、会計や在庫管理など必要な業務を網羅的に提供可能である点を評価した結果、「グローバルERP&需要予測 クラウド by Nakamoto」の採用を決めた。