ニチレイが8月7日に発表した2013年3月期第2四半期決算では、低温物流事業の売上高は781億9700万円(前年同期比4.5%増)、営業利益が41億7900万円(14.4%増)となった。
TC(通過型センター)・3PL事業が好調な物流ネットワーク事業のけん引と、保管需要の着実な取り込みや一部の物流センターの収益性改善など堅調に推移した地域保管事業の下支えにより増収増益となった。
低温物流事業の内、物流ネットワーク事業の売上高は444億7700万円(7.6%増)、営業利益は19億7500万円(54.0%増)だった。
地域保管事業の売上高は239億8300万円(2.9%増)、営業利益は23億800万円(7.3%増)だった。
今後の予想では、物流ネットワーク事業は、グループ拠点機能、顧客基盤をフル活用し輸配送事業の成長を促進するとともに、TC事業の調達物流やチルド・常温帯の事業領域を広げ、売上げの拡大を図る。
地域保管事業は、多機能で高付加価値なサービスの提供などにより、新規顧客の獲得や新規商材の集荷を推進するとともに、東扇島物流センター(川崎市川崎区)の2期棟増設に備えた集荷の拡大を進める。
通期の低温物流事業では、売上高1540億円(3.0%増)、営業利益79億円(6.9%増)を見込んでいる。
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